白馬の初夏'13#1

今回は一人旅。主目的は、青鬼集落の田植え直後の田圃に映った白馬の山々の写真と、八方尾根自然研究路および栂池自然園の未だ雪が残る山や高原の新緑がどんなものかを確かめるトレッキングです。梅雨の中ですが、土日月と晴れるとの天気予報を見て、7日(金)の22時頃家を出発、中央高速道の駒ヶ岳SAにて4時間ほど車内で寝て再出発、安曇野IC(旧豊科IC)を5時過ぎに出ました。ICを出ると、すぐに左方向の視界が開け、田植え直後の田圃に山々が映って素敵な風景を見せてくれます。山の雪が少なく、全体に少し霞んでいるのが残念でしたが、それでも大好きな風景です!

今朝の目的地である青鬼(アオニ)へ向かって北上する途中、折角なので南から木崎湖、中綱湖、青木湖と続く仁科3湖の湖畔の道を選びました。6:08早朝の中綱湖、風もなくとても綺麗でした。

青木湖の湖畔の桜の木と田圃。ここも桜と田圃の写真でちょっとした名所。ここで田圃を見ていた農家のおじさんは「今日は良い天気!もう少しすると雪山が見えてきてもっと綺麗になるよ!」との嬉しいお言葉。期待を一層膨らませて目的地、青鬼へ向かいました。

国道148号線で白馬駅前を通過して更に北上し、小さな案内板に従い右折し、狭い山道をズンズン登って青鬼集落に到着。集落入口の駐車場から、はやる気持ちで準備して小走りに撮影ポイントに向かいました。海抜770m程度。期待通り田植え後の田圃が美しいのですが、肝心の白馬の山々が雲に隠れています6:50。この写真は暫く待って7:30のもの。右手の民家の屋根の形が特徴的ですが、元々茅葺の屋根を上からトタンで覆ったものです。葺き替えは大変なので今はこうした屋根が各地で多く見られます。

雲の晴れるのを待ちながら、もう一段高いところから1枚8:02。

農家のおじさんが除草剤を播きに!このおじさんも「これから晴れてくるよ!」と嬉しい予想。地元の人が揃って言うので本当に期待しましたが・・・

おじさんに青鬼の今昔物語をいろいろと教えてもらった後の、横向きの一枚。田植え直後の田圃の風景は好きだな~!

9時まで待っても雲が取れないので今日は断念し、最後にもう一度戻ったらスケッチを楽しんでいる人がいました。これも絵になると思ってパチリ。自転車で来た模様ですが、こんな山の上まで自転車に乗って来たのでしょうか?聞けばよかったと写真を見てから思ってしまいました。

さて、翌日の方が天気が良さそうなので、翌朝もう一度訪ねることにして、次の目的地、八方尾根自然研究路に向かいました。
モネの家?浜松

2004年に開催された「浜名湖花博」の跡地の公園ですが、今は入園無料と嬉しい。遠くに見える芝生広場の左右に駐車場が見えます。右手の北駐車場から暫く歩いて展望タワーに登って撮った写真がこれ(エレベータ)。300円でした。下の写真は西向きに撮ったもので奥に見えるのは浜名湖です。運河の様な池が見えますが、その端からモネの家に向かう観光船も出ています(片道400円)。

上の写真の右手の芝生広場を見るとハート型の部分があり、その上で芝刈り器が動いています!下を歩いている時は全く気が付きませんでしたが上から見るとハートがくっきり、お二人の方にはお奨めです!右奥は別のゴルフ場の様です。この展望台には一か所、外に突き出した床がありますが、もともとは床が透明だったとのことです。広い床なので、そうとう怖かっただろうと思います!助かった!

タワーを降りて運河の北側を花木園、百華園と歩いて進むと池に睡蓮が咲いて、小さな滝もありました。結構綺麗です!

さらに進むと石橋が。ゴッホの跳ね橋のイメージでしょうか?
良い感じです! 振り返っての写真です。

さて、一番奥にあるモネの家に着きました(最初の写真)。尚、ここの家は張りぼてに近い道具置き場との事で客は中には入れません。本当のモネの家には、モネの使用した家財道具や収集した浮世絵などが展示され見ることが出来ます。

家の前の庭園は花いっぱいです!庭は本物にかなり近い印象でした。玄関前の花のアーチです。

アーチの外側からの状況。黄色い花が綺麗!

反対側からです。丸い花が可愛い!!!

この日の午後は、庭園のガイドツアーがあったので参加しました。庭師さん?が庭園内を巡り、花の名前とその特徴やモネの家の庭園との関係など隅々まで丁寧に案内してくれました。1時間10分ほど掛かって、日差しが強い中では、ちょっと長過ぎの印象でしたが、説明はとても楽しかったです。





モネの絵に多く描かれた睡蓮の池です(もちろん模擬したもの)。

太鼓橋のUp.赤と白の睡蓮が控えめに咲いていました。睡蓮の花は午後には閉じるので午前中がお奨めとのことです。この睡蓮の量ですが、水に映る周りの風景とのバランスから4割と指示があるそうです。また池の中に鉢植えで入れられており量を調整するそうです!今回は少なかった様に見えましたが?

ウェディングドレスのお二人もいました!お幸せに!

太鼓橋からの景観

この位置からのモネの家が、最も花いっぱいで豪華に見えるとか?!

運河?の遊覧船ものんびりとして快適です。往復乗ってしまいました。

無料で、これだけ楽しめる、素敵な場所でした。お奨めです!
以上
丈山苑5/29_'13

お客さんは小学生の集団でした! 地元の小学校では授業の一環として丈山苑を訪ね、その歴史他を学び、抹茶を頂くとのこと。皆楽しそうに、でも足が痛そうに正座して苑長さん?の説明を聞いていました!(丈山苑でただ一つ不満と言うか残念に思うのは、下の写真で廊下(縁側?)と庭の間のコンクリート部分です。これが雰囲気を台無しにしています!特に天気の良い時などはコンクリート部分が白く光るので趣なし!出来るだけこの部分を含めないように撮るのですが、どうしても含まれる場合があるので、黒色系の玉砂利に変更すると良くなると思うが?費用がネックでしょうね!?と勝手な思いを書いてしまいました!)

丈山苑は京都にある詩仙堂を模して造られた施設です。詩仙堂は1641年に石川丈山と言う人が建てたもので、彼の生まれ故郷が(安城市)和泉地区とのこと。そこで彼を忍んで丈山苑が建てられました。彼は59歳から90歳の天寿を全うするまで、詩仙堂で風雅を楽しみ、詩作に遊ぶ悠々自適の文人としての生涯を送ったっとのこと(丈山苑資料より)。
外の回遊式庭園にも別のクラス?の小学生! クラス毎でしょうか入れ替わり3組以上が来ていました。黒い服の方が引率の先生かな?

室内に戻って、小学生のいない方の部屋の様子です。

小学生が帰った後の(縁側)廊下。今日も床が緑を映してくれています!

詩泉閣と呼ばれる建屋の中の「詩仙の間」から庭を望む!(フラッシュ使用)

額に書かれているのは詩仙堂にゆかりの36人の詩仙の方々とのことです!

内庭のサツキが咲き誇っていました!10日前のその1とは大違い!満開近しか? 踏み石は濡れていた、その1の方が情緒がありました!

雨があがったせいか、2階も解放されていたので、垂直に近い階段と言うより梯子?を登って、上から内庭を撮影しました!ウ~ン! 額に入ったような新緑とツツジのピンクも素敵です!

丸い額縁も和風な感じでまた良し!

最後の1枚は、その1の2枚目と同じ画角の今日の写真です。床の緑が先回よりは少し綺麗か?と思って載せました!この画角とても好きな画角です!

既に6月中旬ですが、梅雨の間は、しっとり緑の丈山苑が楽しめると思います!「雨が降ったら丈山苑!」いかがですか? 気に入った方は是非お出かけください!
以上です
丈山苑5/19_'13
最初の写真は、廊下に映る「床緑」を狙ったものです。

この時期、「雨が降ったら丈山苑!」が、私の独り言!雨でしっとりとした新緑が、とっても美しい風景を見せてくれ心癒される場所です!構図としては下の写真の方が好きなのですが、左側の床の緑が十分でなかったので2番目にしました。

廊下の端の床緑を主役に!

玄関を上がってすぐ右を向いた画角。この時期は、ほぼ総ての障子が外されて開放的です!

左の廊下を進み右の庭を向いての一枚。ここでも何とか床が緑を映してくれました。二人の女性がのんびりと庭を楽しんでいる様でした!

床緑は以上にして、庭を紹介します。モミジとサツキの緑、雨がとても似合うと思いませんか?サツキは咲き始めです!

同じ位置から目を上げて、右を見た写真です。左に見える金属の輪の縦に繋がったものは雨どいです。雨水がやや飛び散りながら流れて行きます。

雨水は黒めの玉石が敷かれた升に吸い込まれて行きます。玄関にある升は水琴窟になっているので、耳を澄ますと雨水の心地よい演奏が聞こえます。

部屋から見た石川丈山の像、池の淵のアヤメが満開でした!

外庭へ向かう途中、内庭に外から入り建屋を撮りました!モミジの新緑が美しい!!!雨のせいか楼閣の窓は閉っていました。

もう少し奥まで進み。

外庭の様子です!既に街灯が点灯していました。

灯篭の小さい穴から建屋方向を!

「雨が降ったら丈山苑」と言う気持ちをご理解いただけましたか?しっとりとした新緑が大好きです!
皆さんもこの時期の雨の日に是非訪ねてみて下さい。宣伝ではないですが、入苑料は100円と安く、別に300円出すと抹茶とお饅頭がいただけます。丈山苑の説明については次回丈山苑5/29_'13で記載したいと思います。以上です。