中国桂林&龍脊棚田
2009年5月17日~20日にかけて、桂林の川下りと、龍勝・龍脊の棚田の景観を妻と二人で訪ねました。川の水量があり、且つ田植え前後の風景を期待してこの時期を選んだのですが、逆に桂林ではしっかり雨に降られ、レンズを拭き拭きの辛い条件でした。棚田もまた霧の晴れ間を縫っての写真になりましたが、かえって幻想的とも言えるかも!
今回は広州にいる知人宅に投宿し、そこから小旅行に出る形です。二人とも中国語は全く話せないので、日系の現地旅行社に、日本語が話せる案内人と車を手配してもらって、2人だけの専用車と専用案内人によるVIP旅行です。3泊4日で広州から桂林の往復フライト代と宿、食事代を含めて2人で約9万円と物価の違いで可能になりました。まずは、写真を見てください。
<桂林からは漓江(リコウ)下りで陽朔へ(ヨウザク)>
桂林市内で1泊し、翌朝川下りへ。悪天候で、なお一層水墨画の世界です。



遊覧船は下の写真の様な比較的大きな船で昼食付です。
一部の欧米人Grは紙袋に入ったランチパックを持ちこんでいました。
口に合わない?それとも衛生上心配?かは不明。

小さな船もいます。太い竹を十数本束ねて作った筏の上に、普通のイスを固定した様な4~6人乗りの船も多い。好天なら楽しそうですが、この日の水量と天気では、少し怖い印象です。

2~3時間の船旅後、宿泊地陽朔へ。夜は有名な映画監督イ・モウ氏監督の水上劇を観る予定でしたが、雨量が多過ぎ中止になってしまい残念!
<龍勝・龍脊の棚田(中国では梯田と記載するようです)>
翌朝は良い天気。車で桂林に戻り、そのまま龍脊棚田方面に向かいます。桂林までは高速道路を走りましたが、両側の景色は川下りと同様のモッコリとした形の小さな山の間を縫って行きます。桂林から龍勝までは普通の平坦地の一般道になりますが、途中一か所で休憩。ここは、いわゆるニーハオトイレでした。
下左写真の場所は、龍勝棚田地区の入り口で、ここで入場料を払う。一般交通機関バスは乗り換える模様。ここで右写真の昼食を摂りましたが、名物の竹筒ご飯、椎茸焼、野菜の炒め物、卵焼きなど品数も多く、いづれもとても美味しかった事が嬉しい驚きでした。以前訪ねた九寨溝では食べられるものが殆ど無い経験をしたので心配でしたが、ここの食事は日本人向きです。竹筒ご飯は、日本の赤飯と中華ちまきの中間で、赤飯に近い印象です。初めに出てきた竹筒ご飯や椎茸焼は、食べ掛けで減った後の写真です。


更に上った車の終点がこの門。龍勝棚田地区内の平安村、龍脊棚田の入り口で、ここからは歩いて登って行きます。


足に自信の無い人は駕籠を頼むことも出来ます。
本によれば120元とか? 小雨の中の駕籠の様子。


30分程でホテルor民宿集落に着きます。そのすぐ上に目的の展望台、
「七星伴月現景点」があります。ここからは見渡す限り棚田が続きます。




斜面に沿って細い田圃、丸い田圃が、どこまでも続きます。
標高は900~1000m。雲(霧?)の合間に素晴らしい景色が見られます。
人が、牛が農作業をしているのが見えますか?
田植の多くは2週間ほど後になるようです。





ホテル平安酒店の外観。
欧米人も泊まる唯一?のホテル。 ホテルの部屋からみた集落。


部屋は白木の壁の綺麗なツイン。
バスタブは無いがシャワーと水洗トイレ付きです。 食堂も綺麗でした。


これが棚田の地図。Pから歩いてNo.2展望台の手前にホテルがあります。
No.1展望台は雲の中でした。30分程待っても何も見えずに退散。

桂林からの日帰りツアーも多くあるようですが、天候によっては絶景を見ずに帰ることになります。1泊してチャンスを2倍にすることをお奨めします。朝焼けや夕焼けも見られれば最高ですしね。稲刈りの頃の黄金色の棚田も綺麗でしょうね!また訪れたい所です。